英語の勉強とは


先日ご相談のあった方は、今やることは「翻訳」な方でした。 


普段のお仕事のなかに翻訳にかかわる作業も含まれているという形で、すでに何らかの形で翻訳にはかかわっておられるのですが、いずれは在宅翻訳者にと希望されていらっしゃいます。 


ただ、フリーランスになるにはまだ自信がないので、いちど英語の勉強に専念すべきではないかとのことでしたが、、、


「英語の勉強」って何ですか、とおたずねすると、内容が具体的でなく、当然ながら何をもって「勉強ができた」と言えるのかも定まりません。これではかえって目標から遠ざかりかねません。


以前にもブログで書きましたが、講座の受講であっても訳せば「訳した経験」になります。もちろん、きちんと復習して自分のものにしないといけませんが。


すでに翻訳にかかわる作業はされていて、翻訳者を目指されているのですから、まずは訳す「経験を積む」ことが重要になると思いました。それをするなかで自分の弱点が見つかれば、それは克服すれば仕事力に直結することにもなります。


最初からいきなら最終目標である総合力をつけようとしても、目標が大きすぎて結局何をすればよいかわからなくなります。


自分に今一番必要なことに気づけないこともさることながら、同時に二つ以上のことをする、ということが思いつかない方が意外と多いように感じています。



実務翻訳職業コンサルタント 岡松みずほ's Office

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