私にできること


今週から、英訳講座通学コースの第12期の授業がはじまりました。


医学分野の講座ではありますが、医学翻訳者に声がかかる(というか、医学分野の翻訳者であるという理由でお声をかけてもらったことがある)分野も課題として扱っています。


今回は「環境エネルギー」(のなかでも医学をやっていれば対応可能な範囲を選んでいます)。医学分野以外の文章に手こずる方もいらっしゃったようですが、1回の分量を少し減らすことによって、受講生の方は訳出時に時間をかけることができ、私は授業でもひとつ一つの説明に時間をとることができるとの目算は、今回はひとまず成功だったと思います。


ちょうど一週間前に受講したプレゼンテーションセミナーで、「話をする動機は何か」と講師の方にたずねられ(私の場合は講座をする動機になりますが)、「自分が身につけてきたことをお伝えして、受講生の方に喜んでもらいたい」と答えたら「惜しいっ」と言われました。惜しいというのは、「受講生の方」という範囲はもっと広げられるはずという意味だそうです。


すぐにその範囲を広げられるかというと難しいのですが、方向性は間違っていないようですし、喜んでくださる人数が増えれば増えるほど、その分、私もとてもうれしいので、セミナーで教えていただいたことを大切に、自分ができることに活かしていきたいと思っています。


実務翻訳職業コンサルタント 岡松みずほ's Office

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