5年経って見えてきたもの
英訳講座をはじめた頃、3~5年は様子見だと思っていました。
実際に5年経って、いろいろなことが見えてきました。
トランスレーション-craftsの「実践準備コース」「通学コース」は、課題自体は実践的ですが、原文一文一文に「訳出のヒント」を付けています。
受講をはじめて間もないうちは、ヒントがあっても訳例とはかなり離れた英文にしかならない方が多いのですが、1年半~2年ほど継続していくと、ヒントを見て訳すだけで、ほとんど直すところがないほどの英文が書けるようになる方もいますし、何らかの形で英訳する仕事を獲得し、確実に実務経験を積んでいる受講生もいます。
そうなると、次は「実践コース」へ進むことになります。ここで大きな問題が表面化してきました。ヒントなしで訳した英文は、見た目は形が整っていて印象がよいのですが、思考の順序が逆だったり、原文の意味が理解できていないために誤訳になってしまっていたり。形はそれらしくても実際には意味不明だったり、意外なところで基礎文法が身についていないことが露見したり。
やはり、ヒントなしとヒントありとの間は思った以上に離れているということがわかってきました。かといって、レベルごとにヒントの内容を変えるのは、教材作成の手間を考えると、時間的にも予算的にもとてもできません。
そこで、ある方法を試してみることにしました。
それは、該当するご本人と相談して、その方法をとるかどうかを決めていきたいと思っています。
講座の成果は少しずつ出てきているので、これからはいかにヒントありとなしの間を狭めていくか、さらにはいかに「就職率」を上げるかを考えながら講座の改良を進めていきたいと思っています。
各コースの簡単な説明はFacebookページに載せています。
講座案内はお問い合わせフォームよりご請求ください。
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