「次の一歩」で翻訳をするようなるわけではありません


たとえば、私の場合、翻訳の勉強をはじめてから最初に取った大きな行動は、


実家を出る


でした。親が反対していたので(私が翻訳者になるのを)、勉強に集中できるように一人暮らしをすることにしました。


勉強に集中できるように、とはいっても、一人暮らしをするのですから生活するためにはもちろん、翻訳の勉強をするにもお金が必要ですので、平日の昼間は普通に会社で働きました。翻訳とは全く無関係の文書作成のお仕事です。


「あわよくば翻訳にかかわるような仕事」を探すつもりは全くなく、その時にあるスキルで無理なく(あまり疲れず)できるお仕事で、とにかく残業がないことが一番重要でした。まずは翻訳の勉強時間の確保、それだけでした。


こうして、誰の目も気にすることなく、誰からも意欲をそがれることを言われたりされたりすることなく、勉強に集中することができましたし、勉強の効率も上がりました。


でも、この話を読んで、「じゃぁ、私も一人暮らしをしよう」と思う人って、まずいないですよね。アメブロで「上手くいった人の真似をしても…」と書いたのは、こういうことでもあります。


うまくいくために、自分に今何が一番必要なのかはその人によって違う、というわかりやすい例になるかと思います。



実務翻訳職業コンサルタント 岡松みずほ's Office

翻訳を仕事にしたい方、翻訳者としてのキャリアアップを希望される方に、翻訳者として、講師としての豊富な経験と実績を活かし、ご相談者さまのご事情や状況に合った的確、具体的かつ実行可能なご提案をしていきます。秘密厳守。