勉強の前にするのはこれ

たとえば辞書、それも専門辞書ではなく普通の英和辞書、調べていますか、隅々まで「読んで」いますか。


一般の辞書ぐらいは誰でもおもちですよね。でも、特に講座を担当していて感じるのは、一般辞書を読んでいない人、さらには、本人は辞書で調べていると思っていても、実質的には使っていないも同然の人が多いということです。時間と労力がほぼ無駄に終わり、あまりにももったいないです。


かといって、専門辞書を使っているかというと、専門性の高い用語も分野によって訳が異なる用語も、収録語数だけはやたら多い「ごった煮」のネット辞書等で済ませ、「専門用語として載ってました」と言う人も多いので、「そうじゃないんだけどなぁ」と思います。


極端に聞こえるかもしれませんが、知っている(と思っている)単語でも調べてください。特に一般辞書は記号等も含め隅々まで読んでください。空で覚えるまで読み込むぐらいの気概で、何度でも読んでください。それを億劫がる人、実行しない人はプロにはなれないし、すでに仕事をしている人でもプロではないと思います。


分譲マンションが傾いたニュースをみて、業者に腹を立てるなら、「この単語なら知っている」と根拠もなく思い込み、辞書引きを怠る自分にも腹が立つはずです。


違いますか。

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