誰かの真似をしても同じ結果にはならない


すでに上手くいった人が何をしたかを知ることは重要だと思います。


それが具体的でわかりやすいと、真似したくなると思いますが、それで同じように上手くかというと、そうとも限りません。今、その具体的なことが自分にとっても同じく必要とは限らないからです。


私も過去に、すでにお仕事をされている方の話を聞いたりして、その方が何をされたかを聞いたことはありますが、同じことを真似したことはありません。


では何をしたかというと、その人がどういう状況でそれを実行したかまで広げて考えたうえで、では、今の自分の状況はどうかと考え、その状況に必要なことを考えて実行しました。


AさんがAさんのその時の状況から翻訳者として独立するまでの道は、私が今おかれた状況から翻訳者として独立するまでの道とは全く別だからです。


もちろん、もっと抽象的なものの考え方みたいなものは真似すべきだと思いますが、真似しやすいその人個別的なことや具体的なことは、あくまでも「自分に必要な具体的なことを」を見つけるための参考にするものではないかと思います。


でないと、上手くいった人の真似していることによる満足感は得られても、結果がそれほど伴わなければ、結局時間がもったいないということにもなりかねません。



実務翻訳職業コンサルタント 岡松みずほ's Office

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